「
噛まれた!? 魂獲られる!? 」の記事で、ちらりと触れた予防接種について。
どうやら誤解されやすいようなので、改めてご説明致します。
まず最初に大前提。
予防接種をしたからといって、
Bloodlinesの吸血要求が完全に防げる訳ではありません。
※ 予防接種 =
まだ誰からも噛まれた事が無く、信頼できるBloodlines利用者が居る場合に、
不本意な吸血要求が飛んでくるのを軽減する為、敢えて噛んでもらう事
それでは予防接種となり得る仕組みからご説明します。
Bloodlines利用者が他者から血を得られるのは、
誰からも噛まれたことがない人間 か、
もしくは1度でもHUDをつけた事があり、体内に人間性や血液を有する者です。
つまりHUDをつける前の人間からは、
たった1人のBloodlines利用者が1回きりしか血を得られない、という制約があります。
誰もが何度でも吸血出来るわけではないのです。
ここで血を得たBloodlines利用者は、
この人間が後にBloodlinesのHUDをつけてゲームに参加すれば、
その魂を譲渡される権利を獲得したことになります。(=魂譲渡の予約)
Bloodlines利用者が他者を噛むのは、
・ 日々の失血する血液を補う為
・ 魂譲渡の予約を獲得し、魂取得のチャンスを増やす為
この2つが大半の理由ですので、
血や魂を得られないのであれば、その相手を噛む必要も無いので狙われにくくなる、
というのが、予防接種の仕組みです。
※ 「狙われにくくなる」と表現した理由は、長いので最下段に記載します
→ 「 予防接種をしても狙われる理由 」
ちなみにHUDを1度でもつけた事がある者からは、
体内に人間性か血液が残っている限り、回数に制限無く、何度でも血を得られます。
吸血鬼同士で吸血し合ったりも可能です。
さて、それでは貴方に予防接種は必要なのでしょうか?
この疑問は、貴方が予防接種を受けたいと思う理由によって、答えが変わります。
Bloodlines利用者からの不本意な吸血要求を完全に拒否したい。
これは
The Garlic Necklace を使用する以外に方法は有り得ません。
なぜなら予防接種のみでは、吸血要求そのものは飛ばすことが出来てしまうのです。
そして貴方がその要求に応じれば、吸血アニメは通常通り再生されます。
先に説明しました通り、確かに1度吸血されてしまえば、
その後、貴方がHUDをつけさえしなければそれ以上血を吸われることはないですし、
Bloodlines公式サイトにも貴方が噛まれた履歴は最初の1回以外残りません。
でもそれはBloodlinesのシステム上の都合であって、
利用していない貴方にとって、
不本意な吸血要求と、誤って許可した場合の吸血アニメは
血が減ろうが減るまいが、同じ事ではないでしょうか。
これを不愉快と感じるのであれば、
The Garlic Necklace を使うのが最良です。
厳密に言えば「フリーモード」というBloodlinesシステムに関係ない設定であれば
The Garlic Necklace を使用中でも吸血要求に似た吸血アニメ要求は飛ばせます。
「似た」と表現したのは、
他のHUGやKISSアニメ等を要求されるのと同様の無害なものだからです。
フリーモードでの無差別要求は、HUGアニメを乱射するのと同じくらい無意味ですので、
遭遇することも滅多に無いでしょう。
Bloodlinesを利用する友人と吸血アニメのテストをしたい場合などは、
この「フリーモード」を利用すれば
The Garlic Necklaceをつけたままでも可能です。
いずれBloodlinesを利用する予定が有り、魂を渡したい相手が決まっている。
これは魂を渡したい相手に直接噛んでもらえば、まさしく本当の意味での予防接種となります。
渡したい相手以外に噛まれちゃ駄目ですよ?
魂譲渡先の変更には
薬や手続きが必要になりますからね。
それに、その後HUDを付けた際に生成される公式サイトの貴方のステータスページには、
吸血が成立した相手の名前が全て履歴として記載されます。
魂の譲渡先は変更できても、この記載された名前は消せません。
愛しい相手以外の噛み痕なんて必要ない、とお考えの方は、
やはり常日頃の自己防衛が重要になるでしょう。
Bloodlines利用者に知り合いがいて、自分は今後も利用予定はないが噛まれても良い。
これは好きに噛まれて下さい。
予防接種と言うよりも 「 献血 」 と呼ぶべきパターンですね。
全く噛まれていない状態に比べれば、不本意な吸血要求が送られてくる可能性も減ります。
完全にシャットアウトしたい場合は、
1度噛まれた後でも
The Garlic Necklace が有効です。
予防接種をしても狙われる理由
Bloodlines利用者はHUDの機能を使えば、
相手が
ニンニクをつけているかどうか、既に噛まれているかどうか、が判ります。
まず相手に声を掛けて吸血交渉する利用者なら、
恐らく大半が事前にこの吸血履歴をチェックをし、
吸血対象かどうかを判断した上で声を掛けるでしょう。
よって、既に噛まれていればその対象ではなく、交渉もされませんから、
予防接種は成功した、と言えるかもしれません。
しかし、Bloodlinesへの知識が無い人や不意打ちを狙うような不届き者の場合、
事前の吸血履歴チェックをしているかどうかがとても疑わしいです。
何故なら、例えば無差別吸血要求が飛んでくるのは、
・ TP直後の現地のダイアログと勘違いさせるようなタイミングだったり、
・ 買い物をした際の確認ダイアログと間違うようなタイミングだったり、
・ 家具屋のポーズ要求ダイアログと混同させるようなタイミングだったり、するのです。
タイミングを逃せば対象が逃げてしまうかもしれませんから、
履歴チェックよりもその 「隙」 を優先するでしょう。
実際に、Bloodlines利用者で既に吸血鬼転生済の僕の友人も、
某アバターフルセットフリー配布中の、常にほぼ満員な超重力SIMに居た際に、
その超重力のどさくさにまぎれて吸血要求が飛んできたそうです。
やっと表示されたフリー配布の看板をクリックし、
商品が届くのを今か今かと待っている最中にそんなダイアログが飛んできたら
よほど注意していなければ、勢いで「はい」を押してしまいかねません。
そしてそんな超重力の中ですから、
狙う側も、いちいち吸血対象かどうかチェックする余裕は無いのでしょう。
その場に居た全員に、無差別に要求を飛ばしていたのだと思われます。
たとえ吸血鬼転生済であって、完全なるBloodlines利用者であっても、
こんな風に狙われるのです。
既に噛まれていようが噛まれていまいが、
事前にチェックしない不届き者にとっては何の意味もありません。
なので完全に防ぎたいのであれば
The Garlic Necklace を、となるわけです。